はじめに
2005/10/14(Fri)
娘が小学校3年生になったばかりのある日、しょんぼりして帰ってきた。
何があったの?と聞いてみると
『跳び箱が跳べない』という。

先生に詳しく伺ってみると、他の子が少しずつ跳べるようになっていくのに、娘はいつまでも4段が跳べずに、とうとう泣き出してしまいその日はずっと泣いていたそうだ。

思えば、去年の今頃も同じ話を担任の先生から聞いた。
娘は跳び箱が苦手なまま、3年生になったんだ。

跳び箱なんか跳べなくても、人生ちっとも困らない。
苦手な物がひとつくらいあったっていい。

でもね、娘よ。
跳べるようになりたいよね

私は娘に苦手なことから逃げないで、頑張って挑戦してほしいと思った。
『お母さん、何もしてあげられないけど、家で応援してるから、頑張っておいで』
そう言って、跳び箱の形のお守りを手渡した。

小さいマスコットが大好きな娘は、大喜びで学校へ持って行った。

あれ以来、体育の授業で跳び箱は跳んでいないらしい。
また4年生になったばかりの春に同じ思いを娘はするのだろうか・・・

いや・・・
この間まで高い高いと思っていた跳び箱が、今はとっても低く見えるかもしれない。
単なる身体の大きさだけじゃなく、娘の心もぐ〜んと大きくなっていると思うから。
必ず。
だから跳べる。

それは自分への確信でもある。

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