ありがとうSさん
2007/07/18(Wed)
私の勤務する所とは別ユニットで入居されているSさん
94歳。


物静かでいつも座ったままウトウトされています。
でも頭はしっかりされているのでデイでのレクにも参加されると高得点をマークしたり・・・
《黒ヒゲ危機一髪》なんかをやると、『おぉぉぉ!』と声を出して驚かれたり・・・
どこかスター性をお持ち
歳をとったらこうありたい!と思わせてくれる、とてもかわいらしいおばあちゃまなのです。


ところが
3週間ほど前に肺炎で入院されて以来、体調を崩されています。
そのまま病院で長期入院なのかな?と思っていたのですが、
ご家族の方の強い希望で、施設に帰って来られました。
そして、そのまま私のいる方のユニットで看させていただくことになりました。


《病院の白いベッドで、寝たきりの看護を受けるよりも、この施設で人間的に暮らさせてほしい。。。。
たとえ、お医者様や専門の看護師さんが常駐していない事で、緊急の事態に対応できなかったとしても、ここにおいてやってほしい・・・》
そんな希望っだそうです。


最近では退院後、暫く続いていた微熱も下がり、食欲も出てきたSさん。

やはり人間は、口から食物を食べ、自ら栄養を消化吸収することが大切だと実感します。

時間はかかりますが、しっかりと食べられます。

入浴は無理なので、毎日の清拭。
2時間毎の吸入。
適宜おむつ交換。
食事介助。

お世話は大変なのですが、普段あまり経験できないおむつ交換や体位変換、車椅子移乗などが経験できて、ありがたいのです。
しかも・・・Sさんは介護実技のモデルさんとしては完璧

何の文句を言うこともなく、ただ静かに身を任せてくださる。。。。
Sさん、下手でごめんね。。。もっと手際よくできるようになるからね。
我慢してくれてありがとう。

私は、Sさんのシーツの皺を伸ばしながら何度も何度も手を握って伝えています。
『ありがとう』
いつまでもお元気で長生きしてほしいと祈っています。
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