小さなバック
2007/10/06(Sat)

  施設のリフォーム工事、予想どおり少し遅れ気味ではありますが。
    中一日をはさんでのお出かけは無事終了しました。 

四日間で、
回転寿司  
大型ショッピングセンター
複合娯楽施設
を巡り、利用者さんも私たち職員も・・・疲れました〜



【ちょこっといい話】
   小さなバック編


利用者のSさん。
いつも泣いています。
帰宅願望が強くて・・・・・・
『○○○に捨てられたァ』(○○○はうちの施設の名前)と泣くので
皆さん閉口。
職員がなだめても、話を違う方向に持って行っても、とにかく何を言っても泣いてしまうのです。

でも本来は明るい方らしく
若い頃の恋のお話が得意でもあります

カメラを向けると必ず笑顔にもなります

トイレに立つのは面倒がるけれど、『お出かけしよう』と誘うと大喜びしてくれました。

四日目は複合娯楽施設へコスモスを見に出かけました。


この日、私は持ち物の準備をする荷物当番でした。
前日までのお出かけの中で、認知症の方の荷物が紙袋に一緒に入っていたのが、使い辛かったので、どうすれば良いだろう・・・・・と考えていました。

パート仲間のMチャンに相談したら、やっぱり同意見でひとりひとりバックを持っていただくのが便利という話になりました。

考えてみれば、子供が小さかった頃、子供本人の荷物は小さなリュックに入れて背中にしょわせていたっけ・・・。

家に帰って、何かぴったりのバックはないか・・・・・

そして娘が2年程前に持っていた小さなバックを見つけました。

早速お出かけ当日持参したのですが、小さすぎて結局はパット1枚しか入れることはできませんでした・・・・

けれども、黒のスェード風素材にファーもついていたそのバックを
Sさんはとても気に入ってくれ、笑顔が溢れたのです
『これ、ワシにくれるの?うれしい〜』
やっぱり女性ですもん、お出かけの時はバック持ちたいよね^^

Sさんはお出かけの間ずっと、その小さなバックを持って歩いていました。

中身は結局空っぽでしたが、職員全員がそのバックの事を気にかけてくれ、本人が忘れていると、そっと手首にかけてくれるのでした。
そのたびに、Sさんは笑顔が戻って
『ありがとう〜』
忘れそうになると、常に誰かが
『奥様〜ハンドバックをお忘れですよ〜』と声をかけていました。

翌日も・・・Sさんは
『これ、私の〜』と言って前日休んでいた職員に見せていたとか。

女性にとって、
おしゃれをすること。
身だしなみに気を配ること。
自分の事は自分でやること。
潜在的にずっと残るのでしょうか。

いろんなアクシデントがあって、ドーンと落ち込んだり、クタクタに疲れたけれど、ちょっぴり素敵なご褒美のような出来事。
一生の心の宝物になるんだよね^^
この記事のURL | ヘルパーのお仕事 | CM(17) | TB(0) | ▲ top
| メイン |